ITの活用
ここ10年で一番大きな社会変化がIT。インターネットと携帯に関連するビジネスは失敗もたくさん繰り返しながら、着実し拡大成長中です。
ITへの取り組みはお店の状況や体質で異なりますが、すぐすべきこと、慎重にすべきこと、大胆にすべきこと、があり、お店というより会社全体の大変革になる可能性もあります。検討してみましょう。。
インターネットの長所
他のメディアより格段にコストが安い
印刷物や既存放送局よりもローコストです。でもゼロではなく、アイディアや工夫は必要です。
情報量をほぼ無限に利用できる
数十冊の百科事典クラスでも問題なし。
対象人口が膨大なので、かなりマイナーなモノやコトでも共感してくれる人や関心を持つ人とコミュニケーションできる
機能すれば日本中、世界中とコミュニケーションできる
もちろん言葉の壁はありますけど、過疎地や離島はノープロブレム。
既存マスメディアは大手スポンサーの意向に逆らえない。批判も反対も出来ない。社員も会社の意向に逆らえない。それに対してインターネットは比較的自由。
日本のブルードバンド環境は安さと速さで世界一
米ブッシュ氏はスポンサー業界の石油優先で、ITに無関心
本来のコンセプトは情報の共有
人類全体で、貧富や宗教、国籍などに関係なく「みんなで平等に共有し、みんなで活かそう」というのが前提です。何か調べる時にはものすごく便利になりました。家で会社でたいていのことが分かります。
インターネット、ウェブサイト(HP)の問題点
膨大なサイト数なので、工夫と宣伝をかなりしないと埋もれてしまう
商品や現場のわかる専任の担当者がいるとベスト。いないとな機能しにくい
専任者がいないと、結局は更新や改変が後回しになり、タイミングも遅くなり、うずもれていく
コンピュータの専門家任せだと、現実的な感覚に欠け、ビジュアルなど枝葉的なことに凝りすぎてしまうことが多い
トップの理解と推奨が無いとうまくいかない
すぐに結果を出すにはそれなりのコストや最適な担当者、アウトソーシングの選択などが必須で、トップ決済が必要。
情報発信も売上アップもそう簡単ではない。
細かい努力と工夫、周囲の理解と応援がないと空中分解す
著作権とコピー問題
世界中で慢性化していたコピーが徐々に許されなくなる。
通販以外の場合は
お店や会社の看板としてHP(webサイト)の開設は必須です。早急に開設を促進しましょう。トップに要望するか、幹部に根回しか、自分が担当するようになるか分かりませんが、必要な物は必要です。
ただし、売上げ拡大や知名度アップを望まない場合は無くても問題ありません。
具体的でビジュアルな営業案内を行う
明るいイメージが基本。老舗や伝統を打ち出す時は落ち着いた雰囲気で
硬いイメージの社長挨拶や社是社訓などはインターネットと合いませんのでトップページへの掲載は×です
使うカラーと書体を3種類程度に決め、使いすぎないようにします。ショーカードや雑誌広告などと共通
そろそろTV電話への対応も必要となります
慎重さが必要なのが、クレーム対応と著作権です。
通販する場合は
お店と同等の努力・工夫・改善がずうっと必要。オリジナリティがあれば、商圏の限られる通常のお店よりも可能性は高い
全国的知名度が高い場合を除き、タイトルを社名でなく、「商品内容が一瞬でわかる」名前にする
日本人には英語でなく日本語で。
「カッコ良さ」より、分かりやすさ・見やすさ。ページ構成と購入までの過程はなるべくシンプルに。サイトの階層は多くて3段階までに
専門性の高いオンリーワンを目指す。No1商法そのままで、No3以下は無し。原則はマイナー商品や隙間商品。類似の先行有力サイトがある場合は切り口を変える。
顧客サービスをごくごく丁寧にスピーディに行う
新規顧客獲得にエネルギーを注ぐ
楽しさ、親しみやすさがあるとプラス
低価格が必須ではないが、安く売れるものは安く売る
週1回程度のメルマガも発行し、複合的に新規客獲得と顧客との関係強化を行う
検索エンジン対策は
googleとyahooの検索で上位をめざし、訪問者の増加をめざす
yahooは内容充実させ審査に合格することが最初のハードル
googleはいくつかの工夫と人気サイトからのリンク、そして内容充実の3点が必要です
ヘッド部の中のキーワード部分、 META name="keywords" content="○○" の中に関連する言葉や商品名を列記する
画像には必ずテキスト(文章)をつけ、説明書き(alt属性)もつける
1商品群1ページを原則にして、見やすく分かりやすくする
客の感想・意見がたくさん掲載されていると安心感あり
リピーター重視で丁寧で迅速なメール返信、ポイント制導入も
DM的なメールは勝手に送らず、事前に許可を得た「オプトインメール(DM受信を了承した人へのメール)」が必須
携帯利用も併用していく。タイムセール告知、チラシ商品告知、サービス券配布等
重要なセキョリティ
管理人の周囲でもウイルスにやられた人が4人います。自分だけでなく友人や社内にも迷惑をかけてしまい大顰蹙でした。
顧客データの漏出で会社の存在まで危うくなった例もありますから、充分すぎる位に注意しましょう。
ウイルス対策は
迷惑メールに返信しない。「不要な場合はそのまま返信してください」も罠
知らない人からのメールの添付ファイルが一番危険なので、不要な添付ファイルは原則として開かないで削除
HTMLメールもテキストで見るようにメールソフトの設定をする
MS社の「OutlookExpress」でなく、なるべく他のメールソフト「EdMax」などを使う
アンチウイルスソフト導入は必須。実績ある「ノートン」か「ウイルスバスター」、又は無料でも高性能な「アバースト」で防御する
ウインドウズアップデ−トも必須
インターネットに常時か長時間つなぎぱなしでしたらファイヤーウォールも必要。データを盗まれたり、破壊されたりする場合があります。
勝手に入り込んで悪さをする「スパイウェア」を防がなくてはなりません。こちらも無料で高性能な「Spybot-Search&Destroy」が日本語もありでお勧めです
パスワード管理は
「パスワ−ド保存」「オートコンプリート」をなるべく使わない。メモにして隠す。無料の管理ソフトを使う
同じパスワードを使いまわさない
導入時のIDとパスワードは変える習慣をつける
英数字だけでなく記号(!"#$%&'()=~|\^-@[}*+_?)を1字以上組み込む
危ないのは、名前、生年月日、ペットや家族の名前、キャッシュカードNo、社員番号、電話番号、車のナンバー、趣味、LOVEやMYなど簡単英単語
データ漏出対策は
古いパソコン・ハードディスクの処理。破壊するか専用ソフトを使わないと再生できてしまう
就業規則に罰則規定を明記する
個人情報保護法の順守
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